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アドベンチャーワールドのナマケモノの子どもとレッサーパンダが引っ越し

希少動物の繁殖・育成を目的とした専門施設「ブリーディングセンター」の室内を歩き回るレッサーパンダ

希少動物の繁殖・育成を目的とした専門施設「ブリーディングセンター」の室内を歩き回るレッサーパンダ

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 「アドベンチャーワールド」(白浜町堅田)で飼育するレッサーパンダとフタユビナマケモノの展示場所が変更になり、7月19日に公開が始まった。

成体のフタユビナマケモノと同居が始まったナマケモノの子ども

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 これまでレッサーパンダは園内の「ファミリー広場」で公開していたが、暑い季節は室内にいる時間が長くなり、公開している屋外に姿を見せる機会が少なかった。今回、ジャイアントパンダを飼育していた希少動物の繁殖・育成を目的とする専門施設「ブリーディングセンター」をリニューアルし、レッサーパンダを移した。同施設には空調設備があり、高地に生息するレッサーパンダに適した気温で飼育できる。ジャイアントパンダが使っていた遊具はそのままに、木や竹を入れ高低差をつけて、レッサーパンダが過ごしやすい工夫も加えた。「エントランスドーム」でも引き続き、レッサーパンダを公開する。

 フタユビナマケモノは2024年8月28日生まれ。生後すぐに母親が死に、人工保育を行ってきた。成長に合わせ、5月ごろから試験的に成体のナマケモノと同居させ、互いに落ち着いて過ごせたことから同居を決めた。「ワイルドアニマルメディカルセンター」から成体のナマケモノが暮らす「ふれあいの里ハロールーム」に移した。

 同園広報担当者は「レッサーパンダは国内では数多く見られるが、実は世界的には絶滅が危惧される希少種。小さくてかわいらしく、活発に動くレッサーパンダの魅力を堪能してほしい。ナマケモノはたくさんの人から応援の声を頂き、すくすくと成長した。まだ幼さの残る子どもをこれからも温かく見守ってほしい」と話す。

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