
那智勝浦町花火大会が8月11日、ブルービーチ那智(那智勝浦町浜ノ宮)で開催される。
2007(平成19)年から、追善供養を目的に地域住民と町役場が実行委員会を結成して開催する花火大会。今年は1万発以上の花火を那智漁港から打ち上げる。
新たな試みとして、300機のドローンを使ったオープニングショーを企画。実行委員会によると、ドローンショーは熊野古道の巡礼をテーマに同町の名所や名物が登場し、カイロスロケットをモチーフにしたカウントダウンなどを盛り込むという。花火は地域住民の寄付による追善打ち上げのほか、熊野那智大社や那智山青岸渡寺など熊野古道をイメージした「山の章」、黒潮・マグロ・温泉などをイメージした「海の章」などの演出がある。最後はコンピューター制御の音楽花火ショーで締めくくる。
当日は公共交通の利用促進の取り組みとして、17時22分以降の列車でJR那智駅を訪れた人に同町オリジナル飲用水「熊野の水」500本を配る。
実行委員会事務局の生熊大空斗さんは「1万~1万2千発の打ち上げ花火は県内最大規模。毎年、たくさんの人が訪れとてもにぎわう。ドローンショーは紀南地域初の試み。ドローンは晴天でも上空の風が強いと飛ばせないため、天候に恵まれることを祈っている」と話す。「道路や駐車場は混雑が予想される。時間にゆとりを持って訪れてほしい」と呼びかける。
開催時間は20時~21時。雨天時は8月12日、16日、23日、24日に延期する(16日以降はドローンショー中止)。