和歌山県立医科大学付属病院などで始まる臨床実習を前に医学部4年の学生に教員らが白衣を手渡す式典が1月23日、同大紀三井寺キャンパス(和歌山市紀三井寺)で行われた。
中尾直之理事長の前で決意表明する学生の坂本睦美さん(左)と佐藤剛さん
同学部では、基礎医学や臨床医学を修了し、4年次に知識と実技の試験に合格し「スチューデント・ドクター」の認定を受けた学生たちの節目の式典として授与式を行っている。これから2年をかけ、さまざまな医療現場を巡る実習に参加する。今年は99人が実習に臨む。
講堂で行われた「令和7年度白衣授与式」には、学生と教職員のほか、学生の親族も参列。中尾直之理事長が「医療を目指す者としての誇りと責任を持ち、真摯(しんし)に臨床実習に取り組む姿勢を育むために授与する」と式辞を述べると、西村好晴病院長が「皆さんは今、同じスタートラインに立っている。新鮮な気持ちで臨床実習に臨んでほしい。期待している」と話した。
学生が1人ずつ舞台に上がると教員らが一人一人に白衣を着せた。白衣に袖を通すと参列者が拍手を贈った。出席した全員が着終えると学生代表の坂本睦美さんと佐藤剛さんが「これまでの学びを糧に、臨床現場へ踏み出す一歩」「病を診るだけでなく、患者の心の機微に触れ、五感を研ぎ澄まし声にならない思いを感じ取る」と決意を声にし、最後は声を合わせて「人として医療者として成長し続ける」と宣誓した。