和歌山・ぶらくり丁商店街の「みきや」跡に2月8日、農園レストラン「石窯ポポロ」(和歌山市本町)がオープンした。運営はNPO法人「にこにこのうえん」(府中)。店舗面積は60平方メートルで、席数は25席。
昨年2月開催の第1回リノベーションスクールで提案された「ぶらくり丁に地産地消の手作りピザ店を」という計画から始まった同店。運営者の吉川誠人さんは2005年から和歌山市郊外で農業を営んできたが、「和歌山を元気にしたい」と考え同スクールを受講。計画段階から中心になって携わり、1年で事業化にこぎ着けた。
「農とまちをつなぐ」をコンセプトに、和歌山市郊外にある農園で収穫された有機野菜や新鮮な地元の魚介類を提供する。店名の「ポポロ」は「市民」の意味で、「みんなの集まる場所にしたい」との思いを込める。
店頭に設置している「スチームオーブンの仕組みを取り入れた」石窯は有志が手作りした。季節の野菜はもちろん、ランチは石窯焼きのパン、夜はおいしいお酒とピザを楽しめる店にしたい」と吉川さんは抱負を語る。「中心市街地や和歌山の農業を盛り上げていくことができれば」とも。
ランチメニューは、にこにこのうえんの野菜をたっぷり使った今週のプレートランチ(900円)とスープセット(400円)。150円追加でドリンクを付けることもできる。
カフェタイムには、コーヒー、紅茶、酵素ドリンク(以上、400円)、オレンジジュース、アップルジュース(以上、300円)などのソフトドリンクを提供する。
ディナーメニューは、季節の野菜ピザ(1,200円)、みそソースの和風ピザ(1,100円)などピザ数種を用意。紀州うめどりの石窯焼き(1,100円)、えびと野菜のアヒージョ(石窯パン付き800円)などのグリル料理も並ぶ。
ドリンクメニューは、生ビール(500円)、酵素酎ハイ(ハッサク、梅、キウイ、ユズ、レモン各450円)、はっさく酵素ビール(550円)、有機ワイン(グラス=550円、ボトル=2,800円~)、酵素ジュース(400円)、マンゴージュース(350円)、ウーロン茶(300円)など。
ランチを食べに訪れた和歌山市在住の40代女性は「やっぱり野菜がとてもおいしく満足感がある。また来たい」と笑顔を見せていた。
営業時間は、ランチタイム=11時~14時、カフェタイム=14時~17時30分、ディナータイム=17時30分~23時。