和歌山・お城の動物園が100周年 記念イベントでロゴマークも決定

ハクチョウやカモなどの水鳥を飼育する水禽園(すいきんえん)

ハクチョウやカモなどの水鳥を飼育する水禽園(すいきんえん)

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 和歌山城がある和歌山公園の動物園が5月5日、100周年記念イベント第1弾として「こどもの日の動物園」を開催する。主催は和歌山市和歌山城整備企画課。

大正中期~昭和初期のころの動物園

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 和歌山公園動物園は1915(大正4)年に和歌山市の「和歌山公園改良計画」で開園が発表され、現在と同じ「南の丸」に造られた。開園年が分かる記録は残っておらず、当時の新聞記事から1919(大正8)年には存在したことが分かっている。計画発表時、国内の動物園は上野動物園(東京)、京都市動物園(京都)、天王寺動物園(大阪)」の3園のみだった。城郭内にある動物園は珍しく、姫路市立動物園(兵庫)と小田原動物園(神奈川)と同園の3園だけだ。

 同イベントでは、現在募集中のロゴマークとキャッチフレーズの投票や100周年お祝いメッセージの受け付け、市民ボランティア団体「わかやまフレンZOOガイド」による動物ガイドが行われる。このほか、ツキノワグマのベニーが冬眠していた部屋の公開やミニチュアホースのブラッシング体験を行う。

 和歌山城整備企画課の柳雄介さんは「お城と100年を過ごし市民にとって身近な動物園の記念の1年。この機会にぜひ足を運んでこれからの動物園を一緒に考えてほしい」と呼び掛ける。

 わかやまフレンZOOガイド副代表の山一小百合さんは「100周年という節目に動物園に関われることがとてもうれしい。このイベントを皮切りに1年を通じてさまざまな催しを企画しているのでぜひ遊びに来てほしい」と話す。「これからもみんなに愛される動物園を一緒につくっていきたい」とも。

 開催時間は13時~16時30分。入園・参加無料。小雨決行。同園では12月まで記念イベントを開催する。

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