南海本線・和歌山市駅に4月29日、期間限定のラッピング車両「特急サザン妖怪ウォッチ号」が登場した。企画・運営は南海電気鉄道(大阪府)。
5つの駅にキャラクターパネルを設置する。和歌山市駅は「ロボニャン」
同企画は、南海・みさき公園駅に隣接するテーマパーク「みさき公園」イベントホールで現在開催している「出現!妖怪ウォッチランド」に伴うPRキャンペーンの一環。
同車両は難波(大阪府)~和歌山市・和歌山港をつなぐ南海本線の特急列車。同社が現在運行する10000系特急サザン5編成のうちの1編成で、座席指定車両4両をアニメ「妖怪ウォッチ」のキャラクターでラッピングする。キャラクターラインアップは1号車から「ジバニャン」「ウィスパー」「コマさん」「コマじろう」の順。南海電鉄広報担当の西畑実香さんによると、妖怪ウォッチのラッピング車両は今回が初めての試みという。
運行開始記念イベントを行ったこの日、ラッピング車両内では座席指定車両の乗客に妖怪ウォッチシールを進呈したほか、「友だち記念特急券引換券」、限定デザインのコンパスカードを車内販売した。
西畑さんは「始発以降の車両も家族連れの利用が目立った。これからの行楽シーズンに家族で利用してほしい」と呼び掛ける。
車両の写真を撮っていた40代女性は「子どもが休みだったので始発の妖怪ウォッチ号に乗って大阪の鶴橋から来た」と話す。「自分が『乗り鉄』なので、ラッピング電車には目がない。和歌山でラーメンを食べ、限定の妖怪ウォッチメダルキーホルダーも買えたので大満足」と笑顔を見せた。
同車両の運転ダイヤは南海電鉄サイトで確認できる。運行は6月28日まで。