和歌山公園動物園(和歌山市一番丁)で10月17日、「夜の動物園 -Night Safari-(ナイトサファリ)」が開催される。主催は和歌山市。
「お城の動物園」100周年記念事業の一環として日没後から一般開放され、普段見ることができない夜の動物たちの姿を観察できる。中央に大きな池を備える水禽園では水鳥たちが眠る姿を見られる。童話に登場する動物が多かったことから「童話園」と名付けられた哺乳動物エリアはライティングで夜の森のように演出する。
当日は、城内に竹灯籠(とうろう)を飾るキャンドルイルミネーションイベント「竹燈夜」を開く。動物園前には、市民ボランティア団体「わかやまフレンZOOガイド」のメンバーが作った、動物を彫ったオリジナル竹灯籠も並べる。
和歌山城整備企画課の柳雄介さんは「今までのように単に夜間開園するのではなく、動物にとって邪魔にならない明かりを作り、人も見やすく、動物にもやさしい『夜の動物園』の様子を見てもらおうと企画した。赤い光は動物たちの目に優しい色なので、赤セロハンを貼った懐中電灯を持ってきてもらえると、動物たちを驚かすことなく観察できる。動物の観察と合わせて、夜の森の中のような雰囲気になった童話園そのものも楽しんでほしい」と話す。
飼育員の前嶋弘樹さんは「水禽園、童話園共に全て開放して見てもらえるいい機会。昼間とは違う動物のしぐさや行動、寝る姿などを楽しんでもらいたい」と呼び掛ける。
開催時間は18時~20時。入園無料。雨天中止。