和歌山・下津町にある地域交流拠点「げんき大崎館・かざまち」(海南市下津町大崎、TEL 073-494-6233)が2月13日、オープンから1周年を迎えた。
昨年2月、地域活性化を目指す地域住民グループがオープンした同施設。毎週土曜は1階の販売所で地元産の魚介類や農産物、総菜などを販売し、2階はコミュニティーカフェとして活用している。ブルーベリーの加工など、地元農産品の体験型プログラムも行っている。
1周年当日は、記念イベントとして汁粉のふるまいや餅まきが行われた。地元魚介類を中心に用意された商品は、約1時間でほぼ完売。事前に用意していた販売スペースの入場整理券が足りなくなるほどのにぎわいを見せた。
和歌山市から家族連れで訪れた女性は「新鮮な魚介類や野菜が魅力。スーパーマーケットでは目にすることがない食材もあり、調理方法も教えてもらえるので毎週楽しみにしている。今日は生わかめのしゃぶしゃぶを教えてもらったので、早速家で試してみたい」と話す。
住民グループ代表の山中誠也さんは「オープンからはお祭り騒ぎのようで、あっという間の1年だった。振り返ると、地域のボランティアの皆さまや地域内外のお客さまに支えられて営業を続けてこられた。今後は、買い物が不便な地域住民のためにも運営体制を整備し、営業日数を増やしていきたい」と意気込む。
営業日は毎週土曜日、10時~14時。