南海電鉄高野線の橋本駅から極楽橋駅間で5月27日、ゲームソフト「戦国BASARA(バサラ)」のキャラクターで装飾された特別車両の運行が始まった。
同ゲームは「カプコン」(大阪府大阪市)の戦国アクションゲームシリーズ。今年9月に発売する新作「戦国BASARA真田幸村伝」の発売に向けた初のコラボ企画。現在放送中の大河ドラマ「真田丸」の主人公・真田信繁(幸村)ゆかりの地として注目を集める九度山のPRと合わせて企画した。
4両編成の展望列車「天空」の自由席の2車両の外装と内装にキャラクターをプリント。3種のデザインを用意し、約1カ月ごとにはく離作業を行い、デザイン変更していく。第1弾は真田幸村、父・昌幸、兄・信之の真田一族。真田の赤備えにちなみ、赤色でラッピングする。第2弾、3弾では登場するキャラクターも変えていくという。順次、特設ウエブサイトで公表する。
南海電気鉄道・広報担当の山本明子さんは「昨年は高野山開創1200年、今年は大河ドラマ『真田丸』効果で天空の乗降人員は好調。ゲームファンはもちろん、若年層、特に女性ファンに、足を運んでもらうきっかけになれば」と話す。「1カ月ごとに変わるキャラクターも楽しみにしてほしい」とも。
運転期間は第1弾が6月28日まで。第2弾は7月1日~26日、第3弾は7月29日~8月30日。