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和歌山・新「岩出橋」が開通 渋滞緩和へ期待、秋から4車線利用へ

地元の獅子舞や根来鉄砲隊などの演舞が開通式に華を添えた

地元の獅子舞や根来鉄砲隊などの演舞が開通式に華を添えた

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 和歌山・岩出市の宮交差点から船戸三差路間にかかる新しい「岩出橋」(岩出市宮)が7月17日、開通した。

63年間市民の生活を支えてきた旧岩出橋

 旧「岩出橋」は、1954(昭和29)年に国道24号線の2車線の車道橋として掛けられた。供用から63年がたち、老朽化や周辺の交通量の増大に伴う宮交差点・船戸交差点などの慢性的な渋滞が問題となっていた。これらを解消するため、備前交差点から船戸三差路までの県道の改修に合わせて、紀の川上流側に新たに4車線の橋を計画、2014年度から事業に着手した。新橋の橋種は鋼5径間連続3主箱桁橋、長さ378メートル、幅22メール。工事費は約55億円。

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 和歌山県那賀振興局の松本功さんは「『いつできるのか』といった問い合わせをたくさん頂いていた。紀の川の岩盤が非常に固く、橋脚を設置するのが困難だったが、新しい橋が市民の皆さんの安心安全な通行ルートの確保になれば」と話す。

 一般交通開放に先立ち、14日に和歌山県と岩出市が開通式典を行った。多くの市民らが新しい橋の渡り初めに参加した。当日はテープカットやくす玉割りのほか、「世代を超えて永く受け継がれる橋に」という願いを込めて、一家に親・子・孫世代の夫婦がいる6組3世代夫婦が渡り初めをした。このほか、同市で生産された「黒あわび茸」や「炭シュークリーム」、地元のフルーツを使った「甘酒ジュース」などが振る舞われ、参加者を楽しませた。

 市内に住む50代の女性は「学生時代、古い橋を自転車で渡って学校に通ったので思い出深い。この周辺道路は大変混むので、新しい橋が渋滞解消に一役買ってくれれば」と期待を寄せた。

 当面は2車線での利用。秋ごろに4車線での開通を見込む。

※「銅5径間連続3主箱桁橋」を「鋼5径間連続3主箱桁橋」に訂正しました。(2018年10月9日20時修正)