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和歌山・貴志川町でフルーツ野だて 天体観測会とコンサートも

3月に行われた桃の花見をしながらのフルーツ茶会の様子

3月に行われた桃の花見をしながらのフルーツ茶会の様子

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 和歌山電鉄甘露寺前駅近くの平池緑地公園オニバス広場(紀の川市貴志川町)で8月12日、フルーツ茶会「星空のフルーツ宵のだて」が行われる。主催は「フルーツ・ツーリズム研究会」(紀の川市役所商工観光課内、TEL 0736-77-0843)。

会場となる平池緑地公園のオニバス広場

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 モモ、ハッサク、イチゴなどフルーツの産地である同市の魅力を発信する同会は、ハッサク、イチジク、カキなどの手作りソースのかき氷の販売や、モモを使ったソースのパスタのランチがついたサイクリングイベント、モモの種を加工したお守りの販売などを行っている。

 今年3月にビニールハウス内でモモの花見ができる野だてを開催。モモの餡(あん)を練り込んだ菓子と、イチジク、イチゴ、ブドウなどの絵柄で果樹の灰から作られた上薬で焼き上げた茶わんで抹茶を提供した。同会ではこの茶会を定番イベントとして磨き上げることを決め話し合いを重ねたという。今回は同市の天文サークルと協力しペルセウス座流星群の観望会と、琴奏者の菊野二美歌さん、ピアノ奏者の和佐友香さんを招きコンサートも開く。

 同会会員の前田千恵さんは「着物より手軽な浴衣で参加できる時期にフルーツ茶会を開いてみたかった。作法にとらわれず気軽に楽しんでほしい」と呼び掛ける。和菓子作りも教える前田さんは「お菓子は夜の雰囲気に合わせて包みを開くときに驚くようなものを作りたい」と意気込む。

 前田さんの店「野かふぇおりや~Peach&Berry松峰ファーム~」(桃山町神田)では茶席に用いる竹灯籠と竹菓子器作りのワークショップを8月8日に開く。「来年3月には大規模なイベント『紀の川フルーツ体験!ぷるぷる博覧会』の開催が決まっている。住民も観光客も一緒に楽しめるイベントを市民が中心となって作っていければ」と前田さん。

 開催時間は茶席が18時30分~21時30分、参加費=1,000円(小学生未満500円)、定員50人。コンサートは19時開場、19時30分開演、観望会は20時開始で参加無料。曇天、雨天時は西貴志コミュニティセンター(長山)で開催する。

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