和歌山の名産品や著名人などを絵柄にした「わかやまトランプ」の作成プロジェクトが10月7日、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」を通じた呼び掛けで目標金額の10万円を上回る20万円以上の支援を集めた。主催は「わかやまコンシェルジュ認定協会」。
「わかやまが大好きな人」を認定することを目的に今年5月に発足した同協会では、ウェブサイトで20問の認定試験を公開。正答率80パーセントに達した人を「わかやまコンシェルジュ」に認定している。認定者はソーシャルメディアのプロフィール画像などに添付できる認定バッジの画像データを取得できるほか、希望者には3,000円で認定証とカードを交付している。理事長の小幡和輝さんによると、同制度のスタートから約半年で500人以上が認定を受けたという。
小幡さんは「地元のことを知り、和歌山が好きな人をもっと増やしたいと思ったのがきっかけ。試験問題は和歌山に関するものなのでぜひ挑戦してほしい」と呼び掛ける。
和歌山大学に通う学生企業家の小幡さんは「子どものころ、歴史上の人物が登場するゲームが好きだった。ゲームを楽しみながら覚えたことは今でもよく覚えている。和歌山の子どもたちが遊びながら地元のことを知るゲームを作りたい」と話す。
「わかやまトランプ」の絵柄はクラウドファンディングの支援者や、地元小学生とワークショップを開催し決定するという。11月には初版の発送を予定している。
小幡さんは「30代を中心に、10代~20代の若者から支援が集まり開始から15日で目標金額を達成できた。県外の人からも応援がありうれしい。商品化して気軽に手に入る物にしたい。このトランプで大人も子どもも一緒に遊んで和歌山を好きになってくれる人が増えれば」と話す。
同協会では現在もクラウドファンディングを通じて支援を呼び掛けている。募集締め切りは10月9日まで。