![センター長の橋本道弘さん](https://images.keizai.biz/wakayama_keizai/headline/1488980491_photo.jpg)
和歌山県勤労福祉会館プラザホール(和歌山市北出島1)で3月25日、講演会「講談で学ぶ認知症と終活」が開催される。主催は和歌山市第4在宅医療・介護連携推進センター。
地域住民が安心して暮らせるよう認知症や終活への正しい知識普及啓発と、医療・介護関係者の研修の場として企画した同講演。
センター長の橋本道弘さんは「10年ほど前に神田織音の師匠で講談師の神田香織さんを招き講演会を開いた。香織さんの話に引き込まれ涙する人がたくさんいたことを覚えている。講談師はプロの話し手。事実を分かりやすく伝えてくれるので、一般の人に聞いてもらいたい」と話す。
同センターは、和歌山市の委託事業として昨年11月から市内5カ所に設置され、医療・介護の各関係機関に対する情報共有の支援や研修、地域資源に関する情報提供など、地域における医療・介護の関係機関がうまく連携できる仕組み作りをし、継続的なサービスを提供できるよう支援している。
第1部では講談師の神田織音さんが「華岡青洲」と「認知症と終活」の演目を披露し、認知症や終活について講演する。第2部では和歌山県社会福祉士会理事の小長谷恭史さんが、専門家の立場から制度の使い方など実際にどうすればいいのかを話す。
橋本さんは「アクティブシニア層の人にぜひ聞いてほしい。自主制作のエンディングノートもプレゼントするので、話を聞いて必ず訪れる死に向き合うきっかけになれば」とも。
開催時間は14時~16時30分。入場無料。定員300人。