和歌山市加太(かだ)で3月1日、「桜鯛(だい)祭り」が開催される。主催は加太観光協会、加太漁業協同組合、加太地域活性化協議会。場所は淡島神社前の駐車場周辺。今年で6回目。
今年も応援に訪れる予定のゆるキャラ「タイレンジャー」(提供/加太観光協会)
加太のマダイ漁は、網を使わずに1本の釣り糸で魚を釣り上げる「一本釣り」。同イベントでは、釣り上げたマダイを使った「鯛どんぶり」や「鯛ラーメン」などを提供する。また、魚解体ショーやアナゴ釣り、漁船を使ったクルージング、加太春日神社による鯛供養、ゲストによるステージイベントなども。
同祭の名前の由来は、3~ 4月に産卵期を迎えたマダイが桜色に色づき、「桜鯛」と呼ばれることから。昨年は約1200人が同祭に参加したという。今年の見どころについて、加太観光協会会長の利光伸彦さんは「初の試みとして『虎島クルーズ』を実施する。語り部と一緒に漁船に乗り、葛城修験道出発の地である虎島の周辺を約1時間かけてクルージングするプラン」と話す。
加太のマダイについて、「加太の鯛は日本で最も高値で取引されている高級魚。ぜひこの機会に味わっていただければ」とも。
開催時間は10時~14時。入場無料。「虎島クルーズ」の予約は加太観光協会(TEL 073-459-0003)まで。20人限定。