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和歌山城に「お天守茶屋」 売店が新装、飲食メニュー提供も

和歌山城天守閣前売店「お天守茶屋」の店内でほほ笑む町娘

和歌山城天守閣前売店「お天守茶屋」の店内でほほ笑む町娘

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 和歌山城天守閣前の売店が4月6日、「お天守茶屋(おてんすちゃや)」としてリニューアルオープンした。運営は一般社団法人「城プロジェクト」。

大規模な改修を終えてリニューアルした和歌山城天守閣前売店の外観

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 同店は約60年前に開設され土産物を販売する売店や休憩スペースとして利用されてきたが、建物の老朽化に伴い、昨年10月から和歌山市が改修していた。

 新しい店名は、かつて天守閣が「おてんす」と呼ばれていたことに由来。店内では町娘や侍をイメージした着物姿のスタッフが接客する。キッチンも新設し、その場で調理したものを提供できるようにした。

 初日の記念式典ではテープカットや「ポズック楽団」によるパフォーマンスが行われた。尾花正啓市長は「この売店は和歌山市を一望できる、とてもいいロケーションにある。大規模修繕を終え、多くの人に楽しんでもらえるようになったのはうれしい。もっと和歌山城を発信していく」とあいさつした。

 城プロジェクトは城内の清掃や動物園の活性化、忍者姿での登城サポートなどに携わってきた。代表の川島寛昭さんは「これまでの活動中に、どこで食事ができるか、土産物が買えるかといった質問を本当に数多く受けてきた。食事が提供できるようになったことが何より」と笑顔を見せる。

 メニューは熊野牛や布引大根入りの「殿様うどん・そば」(1,000円)、梅を練り込んだ麺を使った「姫様うどん」(700円)、その場で手作りする「お天守団子セット」(お茶付き、300円)、和歌浦せんべいと黒沢牧場のソフトクリームがコラボした「手毬ソフト」(400円)など。

 着物姿で接客していた芝崎由美子さんは「小さな子から年配の方まで、皆さんが楽しめるようお土産物をそろえたり、飲食メニューを考えたりしてきた。自信のあるものをそろえたので、ぜひ楽しんでほしい」と呼び掛ける。

 営業時間は9時~17時30分。

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