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和歌山・有田川町のあらぎ島で稲穂たわわ 今年は豊作、圃場の乾き具合見て稲刈りへ

稲刈りを待つ黄金に色づいたあらぎ島の水田(9月11日撮影)

稲刈りを待つ黄金に色づいたあらぎ島の水田(9月11日撮影)

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 有田川町清水にある棚田「あらぎ島(じま)」で現在、黄金に色づいた稲穂が収穫期を迎えている。

道の駅などで販売するブランド米「あらぎ島の米」

 あらぎ島は、江戸時代初期に当時の大庄屋であった笠松左太夫が有田川支流の湯川川から引水した上湯(うわゆ)用水路を引いた大小54枚、総面積2.8ヘクタールの棚田。有田川の蛇行と浸食で作られた階段状の地形で、1999年に農林水産省の「日本の棚田百選」に選ばれた。現在は「あらぎ島景観保全保存会」の6軒の農家がミネアサヒやヤマヒカリなどの品種を栽培している。

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 あらぎ島景観保全保存会の畑中辰也さんは「あらぎ島は川から水を引いていて比較的良水に恵まれ、昼夜の気温差もあることから元来稲作に適している。今年は気温が高い日が続いたことから、例年に比べて実りは良い。台風で一部倒れた稲もあるが、田が乾けば収穫できるので天候を見ながら稲刈りを始めたい」と話す。

 有田川町ふるさと開発公社専務の小和田博文さんは「収穫した米はブランド米『あらぎ島の米』として、ファーマーズマーケット『どんどん広場』(庄)や吉備・湯浅パーキングエリアの売店『紀州路ありだ』などで販売する。江戸時代から続く棚田での豊かな恵みをぜひ味わってほしい」と話す。「今年は台風の影響で親子稲刈り体験が中止になったが、来年は春の田植え、秋の稲刈りと親子体験イベントを行うのでたくさんの人に参加してほしい」とも。

 「あらぎ島の米」は3合入り500円。