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和歌山・山東の「いなだ荒物雑貨」が3周年 薬品販売からセレクトショップに

手提げかごはエコバッグとして購入されるという

手提げかごはエコバッグとして購入されるという

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 伊太祁曽(いたきそ)神社近くの「いなだ荒物雑貨」(和歌山市木枕、 TEL 073-478-0019)が10月、オープン3周年を迎えた。

最近ハマっているというほうきを紹介する店主・稲田さん

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 ほうき、ちりとり、ざるなどの日用品を指す「荒物」をそろえる同店。ガラス張りの明るい店内に、ほうき(900円~)、竹カゴ(3,000円~)、ガラスの小瓶(1,300円~)、金物(500円~)などを並べる。

 店主の稲田久子さんによると、親の代から約70年にわたり薬種や農薬などを取り扱う販売店を経営していたが、大規模量販店などに押されて利用客が減ってきたことから、自分が本当に興味のある物を売る店にしようと荒物店を始めたという。稲田さんは「昔はどこの町にもあった金物店の品ぞろえを意識した」と話す。

 「オープン当初は、ただカタログから選んで仕入れていたが、最近はカタログに載っていない商品も仕入れている。72歳になるが、本を見ながらさまざまな商品の知識を勉強するのがすごく楽しい」と稲田さん。「直感的に仕入れたいと思った商品の中には、なかなか小売店には卸してくれない品もあるが、一品ずつ交渉して良い品物を集めている。インターネットで大抵のものが手に入る時代になったが、本当にいいものはぜひ実際に触れて確かめてほしい」と来店を呼び掛ける。

 営業時間は11時~17時。日曜定休。

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