イルミネーションイベント「フェスタ・ルーチェ in 和歌山マリーナシティ」が11月3日、テーマパーク「和歌山マリーナシティ」(和歌山市毛見)で始まった。
高さ7メートルを超えるクリスマスオーナメントのイルミネーション
イタリア語で「光の祭典」を意味する同イベント。昨年初開催し、8万人を動員した。ヨーロッパの街並みを再現したエリア「ポルトヨーロッパ」のライトアップや「光の洞窟」や七色に光るアトラクションのライトアップを展開する「光の遊園地」など、光を使ったさまざまな仕掛けを用意する。昨年に引き続き「プロジェクションマッピング」(12月1日~2月11日)や「クリスマスマーケット」(11月23日~12月25日)なども行う。
今年は新たに、通り抜けできる高さ7メートルを超える光るクリスマスオーナメントなどのイルミネーション、水に反応するLEDライトを使ってぬれたスポンジや筆で絵を描く「ウォーターライトグラフィティ」(1月5日まで)、ブラックライトで光る特殊なペンで顔や体にボディーペイントができる「ネオンペイント」などのスポットを設置。17日には1000個のランタンが夜空に浮かぶ「和歌山スカイランタンフェス」、23日にはハウスミュージックに合わせてマグロをさばく「マグロハウス」などを開催する(いずれも別途チケットが必要)。
初日のオープニングイベントには開園前から100人以上が列を作った。噴水広場では実行委員長の古澤良祐さんや世耕弘成経済産業大臣、尾花正啓和歌山市長、神出政巳海南市長らが登壇し、集まった来園者とカウントダウンした。「ボン ボヤージュ」(フランス語で「良い旅を」の意)の掛け声でクリスマスツリーに光がともり、園内のイルミネーションが点灯した。ライトアップされたツリーや建物のイルミネーションを見上げる来園者からは歓声が上がり、会場は拍手に包まれた。シンガー・ソングライターの寺尾仁志さんがリーダーを務めるシンガーグループ「ヒューマンノート」が歌声を響かせ会場を盛り上げた。
古澤さんは「今日初めて来た人も、昨年来た人も皆さんが楽しめるイルミネーションイベント。今年は見るだけではなく体験、体感できる。フェスタ・ルーチェを通じて、和歌山が盛り上がってほしい」とあいさつした。
市内から恋人と訪れた20代の男性は「点灯式があると知って訪れた。昨年も来たが(今年は)バージョンアップしている。メッセージを書くところができるなど、体験を楽しめそう」と期待を込める。
開催時間は17~21時(12月15日~25日は22時まで)。入場料は、大人=当日1,500円(前売り1,300円)、小人=当日800円(同700円)。シーズンパスポートは、大人=3,500円、子ども=2,000円。フェスタ・ルーチェナイトパス(アトラクション乗り放題パス)=1,600円(土日祝のみ、入場券別途必要)。2月11日まで。