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和歌山大学吹奏楽団が40回定期演奏会 全国から卒業生も参加

学生指揮の三浦佳穂さん(前列中央)と団員

学生指揮の三浦佳穂さん(前列中央)と団員

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 和歌山大学吹奏楽団第40回定期演奏会が12月15日、和歌山県民文化会館(和歌山市小松原通)で開催される。

定期演奏会に向けて練習する吹奏楽団

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 同楽団は、1978(昭和53)年に当時教育学部助手として赴任した米山龍介さん(現・観光学部教授)を顧問に迎え、10数人の同好会から発足。現在は56人の団員が、地域に根ざした楽団として紀美野町や有田市、田辺市など県内のさまざまな会場でコンサートや演奏活動を行っている。定期演奏会は1979(昭和54)年に始まり、今年で40回目を迎える。

 演奏会は3部構成で、1部の「クラシックステージ」は「マードックからの最後の手紙」や交響詩『「ローマの松」よりアッピア街道の松』などを演奏する。2部は全国から集まる卒業生約60人が約5曲を演奏する。3部「ポップスステージ」は団員と卒業生の混成で、「Mr.インクレディブル」「ニュー・シネマ・パラダイス」「マイケルジャクソンメドレー」などを演奏する。

 3回生で学生指揮の三浦佳穂さんは「大人数が1つのメロディーを奏でる一体感と迫力を感じてほしい。学生らしい魅力が伝われば」と話す。

 団長のミニック賢さんは「40回の節目なので1回~39回までのパンフレットの表紙などを集め、歴史を振り返れるようなパンフレットも制作している。演奏はもちろんそれ以外も楽しんでもらいたい」と来場を呼び掛ける。

 本年度で退官する顧問の米山教授は「年間通してさまざまな場所で演奏活動を行っているが、定期演奏会は1年の集大成。音楽は生涯学習なので、子どもから大人まで、いろんなジャンルが聴ける吹奏楽ならではの良さに触れてもらえたら」と話す。「大学での経験はたった4年間だが、学生には一期一会の中で作り上げたもの、出会った人たちとの関係、感動を持ち続けてほしい。50回、60回と続いて音楽とふれあう機会が続いていけば」とも。

 17時開場、17時30分開演。入場無料。

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