若手企業家が集まる展示商談会「YEG EXPO(ワイイージーエキスポ)」が9月3日、和歌山ビッグ愛(和歌山市手平)で開催される。主催は和歌山商工会議所青年部(西汀丁、TEL 073-422-1111)。
初開催の同イベントは、持続可能な地域の未来に向け、若手企業家が一堂に会し、地域経済の活性化を目指す。出展企業の事業を来場者に紹介し、企業同士の連携強化や新サービス創出など、マッチングを狙う。「YEG」は商工会議所青年部の英語名「Young Entrepreneurs Group」の頭文字。
当日は和歌山市内の企業のほか、紀州有田YEGの企業が合同出展し、約30社が出展。デザイン・広告業、新聞社、設計・建設業、書店、医療・介護などさまざまな事業者が参加する。飲食可能な休憩スペースを設け、サンドイッチカフェ「SANDOYA(サンドヤ)」(七番丁)やチョコレート店「toco*towa(トコトワ)」(塩屋)、「Caravan's cafe(キャラバンズカフェ)」(北ノ新地中六軒丁)が出店し、軽食やドリンクを提供する。
そのほか、3人の地元経営者が講演会を開く。「TLEO虎ノ門法律経済事務所」和歌山支店(板屋町)の弁護士・野上晶平さんが「ネット炎上が発生しない、最新の問題社員対応」、介護施設を運営する「結愛」(小雑賀)の岸嘉奈子さんが「『認知症との正しい接し方』~家族がもし認知症になったら~」、電動バイクを製造する「glafit(グラフィット)」(出島)の鳴海禎造さんが「money money money」をテーマに講演する。
和歌山商工会議所青年部理事の久保田善文さんは「これまでつながりのなかった企業と名刺交換したり話しやすいオープンな場にしている。地域企業の事業を知って相談できる関係になれば、地域経済にプラスになる。業種もさまざまなので、新たなビジネスを創出する機会にして、持続可能な地域経済につなげていきたい」と意気込む。「和歌山で面白い事業に取り組む企業との出合いや若手事業家と知り合うチャンスなので、学生も大歓迎」とも。
開催時間は10時~17時。入場無料。