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和歌山・紀三井寺で「福開き速駈詣り」 速駈王は3連覇、初代健脚王は81歳

楼門前から「結縁(けちえん)坂」の210段を駆け上がる参加者たち

楼門前から「結縁(けちえん)坂」の210段を駆け上がる参加者たち

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 「福開き速駈詣(はやがけまい)り」が1月13日、紀三井寺(和歌山市紀三井寺)で開催された。汗濁(あせだく)大学アスリートクラブと同寺の共催。

「福開き速駈詣り」で石段を駆け上がる大阪のランニングショップ「RUN-WALKStyle」公式キャラクターの「ガンバフンバくん」

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 参加者が一年の無事を願い、新たな決意をささげる「速駈詣り」は今年で3回目。楼門から本堂まで続く石階段「結縁(けちえん)坂」の210段を2人ずつ駆け上がる。参加者には速駈証を渡すほか、本堂参拝後は寺務所で当日限定の御朱印を授与する。

 当日は県内外から13~81歳の男女164人がタイムを競った。ふんどし姿やコスチューム姿で走る参加者もおり、階段途中で見守る人たちから「頑張れ」「腕を振って」「最後は笑顔で」などの声援や笑い声、拍手が上がった。

 一番速く駆け上がった男性「福結び速駈王」は陸上選手の佐々木竜一さん、最速の女性「福結び速駈姫」は初参加で陸上選手の和田麻希さんが輝いた。24秒57で自己記録を約1秒更新し3連覇を果たした佐々木さんは「皆さんの期待に応える走りができ、連覇できたので安心した。3月4日の初午(はつうま)には餅まきに来るのでぜひ福をもらいにきてほしい」と呼び掛ける。

 このほか、今年から最高齢の男女に「健脚王」「健脚姫」が贈られ、81歳の野坂光博さんは全参加者中最高齢で初代「健脚王」となった。野坂さんは「昨年12月には大阪マラソンに出て完走した。『速駈詣り』は短時間で集中して走るのがとても楽しかった。運動を続けてほかの大会にも出場したい」と笑顔を見せる。

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