道の駅「四季の郷(さと)公園 フードハンターパーク」(和歌山市明王寺、TEL 073-499-4370)が7月18日、オープンした。
県内35カ所目、同市初の道の駅。阪和自動車道・和歌山南スマートインターチェンジから車で約5分。敷地面積は25.5ヘクタールで、約300台が駐車可能。
同園は1991(平成3)年に整備した「自然と農業のテーマパーク」がコンセプトの農業公園。バラ園や自然観察の森には多くの家族連れが訪れる。施設の老朽化に伴い、2016(平成28)年から整備計画に着手。エントランスゾーンをリニューアルし道の駅を整備した。公園全体のリニューアル完了は2022年。
新施設「FOOD HUNTER PARK(フードハンターパーク)」は、農産物直売所「水の市場」、レストランやカフェがある「火の食堂」、バーベキュー広場「炎の囲炉裏(いろり)」、体験農園などを備える。コンセプトは「Be Wild(ビーワイルド)野生を楽しもう」。自然と共生できる道の駅を目指す。
レストランのメニューは「四季の定食」(1,800円)、「しらす丼」(900円)、「まぐろのオイル漬けトースト」(600円)など。カフェメニューは「コーヒー」「うめソーダ」(以上450円)、「フレッシュフルーツタルト」(500円、以上税別)など。
有限責任事業組合(LLP)フードハンターパークの平松泰行さんは「直売所で販売する商品は、ここでしか買えないものをと、約50品前後を開発した。地元農家の野菜やバーベキューに使える食材もそろえる。レストランも和歌山の食材、調味料を基本とした。バーベキュー広場では火を絶やさず燃やし続け、屋外で調理しながら食べる料理を提供し、和歌山の自然を体感できる」と話す。
施設の外構を手掛けた設計事務所「Muff(マフ)」の姫治恒太さんは「子どもたちが自然の中で遊ぶ機会が減っているため、さまざまな体験をしてほしいと火を絶やさない囲炉裏を作った。直径3メートルある輪の中心で火を燃やし、火の番の担当者を配置する。匂いや熱さ、炎を感じてほしい」と呼び掛ける。
営業時間は9時~17時、レストラン=11時~14時。