JR和歌山駅近くのフリースペース「T-LABO」で6月21日、歌手の伊東和哉さんがワンマンライブを行い、オリジナル曲とカバー曲合わせて12曲を披露した。
伊東さんは福島県出身。東京で活動していたが、今年5月に和歌山市に活動の拠点を移した。「当初は、全く知らない土地で活動するのは不安だったが、『ぜひ和歌山で』と強く後押ししてくれる人がいたので移住を決断した」と伊東さん。
移住をすすめた鳴海禎造(ていぞう)さんは、音楽レーベル「FINE RECORDS」を立ち上げ、伊東さんの活動を全面的にバックアップしているという。「伊東さんの歌声や歌詞、楽器の技術、人柄などすべてに惚れた。和歌山の人たち、特に最近音楽から遠ざかっているような人に聴かせたいと思った」と胸の内を語る。
来場客の20代女性は「伊東さんの歌声を初めて聴いたが、歌もMCも上手でひきこまれた。笑顔もすてき」と、ファンになった様子。
ライブ会場となったT-LABOには、40人以上の観客が集まった。「伊東さんの歌は、その多くが応援ソング。地下のライブハウスなどよりも、子どもから大人までが足を運べる温かい雰囲気の場所で歌ってもらうのがいいと思った」と鳴海さん。「今後もこの場所で、定期的にライブを行っていきたい」とも。
今回は新曲『君なら大丈夫』が収録されたCDの発売記念ライブ。同アルバムは7月2日、全国での販売がスタートする。