和歌山産「南高梅」を使った「まぜるシェイク紀州南高梅」の販売が2月10日、全国のモスバーガーで始まった。経営は「モスフードサービス」(東京)。
同社は「地域に根ざした店作り」を目標に掲げ、各地の食材や特色を生かした商品開発に取り組む。昨年は特産品のPRとコロナ禍で出荷が減少した生産者を応援する企画として、「地元愛」をテーマに、北海道や沖縄、東北6県、新潟、埼玉など8地域で特産品を使ったシェイクを地域限定で販売した。
今回は「自分たちの地域の特産品も使ってほしい」「地域限定でなく全国の名産品を使ったシェイクが飲みたい」というニーズに応え、全国の店舗で展開。全国を8つのエリアに分け、ご当地食材を2種類ずつ選定し、4回に分け、シェイクを提供する。
第1弾商品「まぜるシェイク紀州南高梅」は、非加熱の浸透圧製法で抽出した和歌山県産「紀州南高梅」の果汁を使ったソースに、バニラシェイクを合わせる。カップの底に入ったソースを混ぜることで味の変化を楽しめる。
同社広報担当者の森野美奈子さんは「梅の花が咲く時期に合わせ提供できればと、第1弾での販売が決まった。酸味は抑えつつ、華やかで香り高いソースに仕上がった。甘さ控えめのミルキーなバニラシェイクと混ぜても梅の風味を感じられる」と話す。「南高梅と鳥取の二十世紀梨の第1弾を皮切りに、第4弾まで計8種のシェイクを販売する。全国で提供するので、それぞれ飲み比べて好みなど伝えていただければ」とも。
価格は、Sサイズ=269円、Mサイズ=334円(以上税別)。3月下旬まで。