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和歌山の「焼きいもスタンドB.S.P.B」が1周年 自作焼き芋機で移動販売

焼き芋を手に持つ店主の前田さん

焼き芋を手に持つ店主の前田さん

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 和歌山市を軽トラックで巡回する「焼きいもスタンドB.S.P.B」が2月、開店1周年を迎えた。

出来たての焼き芋の断面

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 店主の前田恭兵さんは和歌山市出身。店名は「Baked Sweet Potato Boys(ベイクドスイートポテトボーイズ)」の頭文字で、開店準備を手伝ってくれた知人が自分たちを「焼き芋男たち」と呼んだことがきっかけという。若い人にも興味を持ってほしいと、帽子をかぶったサツマイモのイメージキャラクターをデザインし、店先に掲げる。

 同店では、鹿児島県産「紅はるか」を使用。ドラム缶を用いた自作の焼き芋機で、石を敷き詰めた鉄板をガスコンロで加熱し、サツマイモを乗せて低温で焼き上げる。市内の飲食店を中心に回るほか、白浜町、大阪、東京などでも販売してきた。メニューは、焼き芋小=300円、中=500円、大=700円。

 前田さんは「アルミホイルを巻いてじっくり焼くので、蜜が染みて皮までやわらかくなる。若い人から『焼き芋を好きになった』と言ってもらえるのがうれしい。東京や大阪など焼き芋激戦区で販売してみたい」と意気込む。「1周年を記念して、ロゴとキャラクターをプリントしたオリジナルのロングTシャツを製作した。将来はオリジナルのアパレルを作りたい」とも。

 市内の高校生は「今日で3回目。友達のSNSでも見掛ける。お兄さんが笑顔で優しく、話しやすい。ホクホクの焼き芋は、甘くておいしい。また食べたい」と話す。

 営業は10月~3月末。出店場所は、金曜・土曜=和歌山市内、日曜~火曜(19時~23時)=「Una rama de RICO(ウナラマデリコ)」内「sour hour(サワーアワー)」(新通5)。

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