和歌山・加太の淡嶋神社(和歌山市加太、TEL073-459-0043)で7月1日、「七夕まつり」が始まった。
毎年3月3日に行われる「ひな流し」や人形供養の神事で知られ、県内外から多くの観光客が訪れる同神社。
境内に置かれた短冊は誰でも自由に願い事を書いてササにつるすことができる。短冊はひとり1枚。テーブルにはペンも用意されている。ササ飾りは7日の16時ごろからおはらいを受けた後燃やされる。
地域の子どもたちのために始めたという「七夕まつり」は20年以上続いている。宮司の前田光穂さんは「大きなきっかけや由来はないが、子どもたちに夢を持ってもらいたいと始めた。短冊には『病気のおばあちゃんがよくなりますように』『変身したい』など、子どもたちのいろいろな願いが込められている。それを見ていると来年もやろうと思う」と笑顔を見せる。
岐阜県から老人会の観光旅行で訪れたという花村さんは「先日病気になってしまったので、自分の健康を願った。自分が健康になれば、家族も気持ちが落ち着くと思う」と話していた。
受け付け時間は9時~17時(7日は16時ごろまで)。