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和歌山でリノベーション講演会-主催が市から県に移行

昨年のリノベーション講演会の様子。150名の参加者で会場は満員に。

昨年のリノベーション講演会の様子。150名の参加者で会場は満員に。

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 和歌山城近くの和歌山市男女共生推進センター(和歌山市小人町、TEL073-432-4704)で7月11日、リノベーション講演会「まちの空間資源を活用して豊かな暮らしと社会を築こう!」が開催される。主催は和歌山県。

講師の徳田光弘さん

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 既存の建物を大規模に改装し、用途変更や高機能化によって新しい価値を付与する「リノベーション」の講演会はこれまで、和歌山市主催で3回開催してきたが、今年度は県主催となる。11月までに全3回を予定し、第1回講師には、「ストックを活用したリノベーションまちづくり」を研究テーマに、まちづくりを実践する九州工業大学大学院准教授の徳田光弘さんを招く。

 和歌山県によると、今年の地価の平均下落率は3.4%、1992年から23年連続で下落。都道府県別の全国平均変動率では、住宅地で44位、商業地が28位。近畿地方では、昨年に続き最下位を記録した。県は空洞化する中心市街地の再生・活性化を課題とし、リノベーションによる産業振興、雇用創出、コミュニティー再生、エリア価値の向上などを狙いたい構え。

 共催団体の「市民の力わかやま」の長尾沙菜美さんは「昨年度の講演会には延べ500人が参加した。和歌山でもまちづくりの気運が高まっていると感じている」と話す。2月のリノベーションスクールをきっかけに結成したグループは、今年5月に商店街の手作り市イベントを企画し、1万人の来場者を集めている。

 「今秋も、市主催でリノベーションスクールを開催する予定。今回の講演会がまちづくりに参加するきっかけになれば」とも。

 時間は19時~21時。参加無料(要事前申し込み)。

 ※台風8号の影響で延期になりました。詳しい日時は公式サイトをご確認ください。

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