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御坊の有形文化財・瀬戸家住宅で職人技・文化テーマのイベント「温故知新」

(左から)イベント出展者で「セレーノインターナショナル」代表の久堀裕也さん、「金崎竹材店」専務の金崎弘昭さん、「そめみち染物旗店」代表の染道祥博さん

(左から)イベント出展者で「セレーノインターナショナル」代表の久堀裕也さん、「金崎竹材店」専務の金崎弘昭さん、「そめみち染物旗店」代表の染道祥博さん

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 和歌山・大阪の伝統文化と職人技がテーマの展示販売イベント「温故知新 歴史と文化と職人と」が4月27日・28日、国登録有形文化財「瀬戸家住宅」(御坊市藤田町藤井)で開催される。主催はセレクトショップ「tunagu(ツナグ)」(和歌山市卜半町)。

「瀬戸家住宅」外観

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 日高川町西岸にある瀬戸家住宅は大正後期に建てられた近代日本建築で、主屋、座敷、旧女中部屋、風呂、文庫蔵、穀蔵、西蔵、表門、塀を備える。2018(平成30)年に国の有形文化財に登録された。

 主屋と茶室を特別公開する同イベントでは、出展者がそれぞれの分野で受け継いできた技術や文化を表現した作品の展示や販売を行う。

 出展は、毛皮のリフォーム専門店「Sereno International」(御坊市)、染物店「そめみち染物旗店」(同)、黒竹専門の竹材店「金崎竹材店」(日高町)、豆菓子店「楽豆屋」(大阪府)、そのほか高所伐採を専門にする木村林業や生地のアップサイクルに取り組む「ubupuph」(海南市)など。

 主催者の岡本香さんは「皆さんそれぞれ伝統の職人技を守りつつ、新たな挑戦をする姿に感銘を受けていた。築100年以上たつ瀬戸家で職人たちの挑戦をたくさんの人に知ってもらいたい」と話す。「会場となる主屋の通り土間の吹き抜け空間と、改造の少ない台所空間は見応えがある。当時のままのかまどや工夫された水回りなども見てもらえたら」とも。

 開催時間は10時~16時。入場無料。

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