南紀串本観光協会(串本町串本、TEL 0735-62-3171)が8月16日、瓶入り炭酸飲料「ロケットサイダー」の販売を開始した。
橋杭岩や灯台とロケットを描いた大漁旗風のロゴをあしらったラベル
同町田原地区では、今年度内の打ち上げを目標に国内初の民間小型ロケット発射場の建設が進んでいる。同協会は、ロケット打ち上げの機運を高めようと、7月から町公式のロゴマークを使ったステッカーやTシャツを販売してきた。
同協会では新たに、土産品の企画・開発・製造を行う食品卸売会社「オカザキ紀芳庵」(橋本市)とサイダーを共同開発。飲料メーカー「中京サインボトリング協業組合」(愛知県)に委託し2万本を製造した。
同商品は330ミリリットル入り275円。微炭酸で同町特産品のポンカン風味。空に飛び立つロケットと国の天然記念物「橋杭岩」、樫野埼灯台を描く大漁旗の公式ロゴマークをラベルにする。
南紀串本協会事務局長の宇井晋介さんは「現在は本協会の事務局や紀南の道の駅などで販売しているが、今後はホテルや紀北エリアなど販路を拡大していく」と話す。「新しい観光コンテンツとしてのロケットをたくさんの人に知ってもらい、串本=ロケットのイメージ定着につながれば」とも。
JR串本駅前同協会やJR古座駅舎内同協会古座、道の駅橋杭岩などで販売する。