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和歌山城周辺で「ぶんだら節」「紀州よさこい」開催迫る-夏の一大イベントに成長

昨年の「おどるんや」のメーンステージの様子

昨年の「おどるんや」のメーンステージの様子

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 和歌山城(和歌山市一番丁)周辺で8月2日・3日、「紀州おどり『ぶんだら節』」と「紀州よさこい祭り『おどるんや』」が開催される。2009年から同時期に催されるようになり、例年約28万人が訪れる夏の一大イベントに成長した。

和歌山城の前を踊り歩くぶんだらの連

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 「ぶんだら節」は、江戸時代に活躍した商人「紀伊国屋文左衛門」を由来とする民謡。1969年(昭和44)に市政80周年を記念して踊りが作られ、ご当地音頭になった。公官庁や和歌山市内に事業所を持つ企業・個人が「連」と呼ばれるグループを作り、和歌山城周辺の道を踊り歩く。今年は当日の飛び入り連を含め、59連が参加するという。

 「おどるんや」は2004年にスタート。今年で11回目を迎える。主催は市民団体「NPO紀州お祭りプロジェクト」。お祭り当日は道路を封鎖し、地方車(じかたしゃ)の先導による演舞と市内各所に設けられたステージでの演舞が行われる。よさこい発祥の地である高知よさこい系の「常に前進する踊り」と、北海道YOSAKOIソーラン系の「途中で止まって披露する演舞」の両方を楽しめるのが特徴。今大会は90チーム、総勢約4000人が踊り子として参加を予定する。

 「ぶんだら節」を主催する和歌山市観光課の畑野さんは「今年は観光協会が実施している『ちょいちょい行こら! つれもて押そら! わかやま市へ行こらキャンペーン 吉宗くんスタンプラリー』の対象イベントの一つになっている。ぶんだらを楽しみながら、スタンプラリーにも参加してもらえれば」と話す。

 「おどるんや」の広報部長・横岩さんは「新しい試みとして、3月に県内に初出店した『イオンモール和歌山』にも演舞場を設置する。同じことを繰り返すお祭りではなく、常に新しいことに挑戦するお祭りにしたい」と意気込みを見せる。「全国によさこい祭りは約200ある。9年後の20周年に向けて、和歌山独自のよさこいを作っていきたい」とも。

 紀州おどり「ぶんだら節」は8月2日のみ。紀州よさこい祭り「おどるんや」は、7月27日(マリーナ演舞場)、8月2日・3日(和歌山城砂の丸演舞場、イオンモール和歌山演舞場ほか)。

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