「有田みかん」の果汁を使った「有田みかんのど飴(あめ)」の販売が1月24日、全国の量販店やコンビニエンスストアで始まった。
菓子メーカーの「UHA(ユーハ)味覚糖」(大阪府)と和歌山県、有田市、和歌山大学が共同で行った商品の開発は、昨年のグミに続く第2弾。和歌山県が県産ブランドの向上と県産食材の認知度を向上させようと食品メーカーに行ってきた県産品活用に向けての提案活動が実った。
パッケージは、和歌山大学システム工学部の学生が担当したグミのパッケージデザインを踏襲。段ボール箱からミカンを取り出し、皮をむいて食べる瞬間をイメージし、ミカンを4つに割る有田地域のむき方「有田むき」をイラストで表現した。裏面には同大学マスコットキャラクター「わだにゃん」が登場し、有田むきを解説する。
県食品流通課の稲葉有里さんは「のどあめといえば、ハーブなどスッとするものが多いが、本商品は甘く、ミカンをそのまま食べているような味わい」と話す。「今年のミカン販売も終盤に入るが、有田みかんのおいしさを全国のみなさんに知ってもらえれば」とも。
価格は78グラム入り、価格は195円前後。