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和歌山市役所近くに「シロキタキッチンパーク」 キッチンカーなど日替わりで営業

シロキタキッチンパークで代表の奥畑公康さん(撮影のためにマスクを外しています)

シロキタキッチンパークで代表の奥畑公康さん(撮影のためにマスクを外しています)

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 キッチンカーなどが出店する「シロキタキッチンパーク」が和歌山市役所近くにオープンして2カ月がたった。

「シロキタキッチンパーク」外観

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 同スペースを運営する奥畑公康さんは「飲食店から始まるまちづくり」をテーマにした飲食店グループ「タブローカル」を運営する。同グループでは「キッチンキャミ―」(十番丁)、「紀州のしずく」(十三番丁)、「紀州麺処誉」(西ノ店)、「襷(たすき)食堂」(十二番丁)など5店舗を経営している。自身のキッチンカー「タブローカル号」の駐車スペースを探していたところ、和歌山市役所北西のタバコ店跡地をコインパーキングにする計画を知り、同スペースを開設した。オープンに先駆け、工事費の一部をクラウドファンディングサイトで支援を募り、食事券などを返礼に236万円の支援を集めた。

 完成したスペースの面積は約9坪。スペース名は、「緑豊かな公園のような憩いの空間にしたい」と「パーク(公園)」「パーキング(駐車場)」を掛けて名付けた。屋根、電源、水道、電熱ストーブなどを設置。駐車した2台のキッチンカーがテークアウトをメインに営業できる。イートインスペースとして、テーブルとイスも設置した。

 出店者は日替わりで、弁当・米粉ドーナツ・コーヒーの「ozzkichen(オズズキッチン)茶豆亭」(岩橋)、沖縄料理の「ゆいむん」(杭ノ瀬)、台湾料理の「九ふん茶棲(きゅうふんさろう)」(紀美野町)、紀州梅からあげの「バサバユナイテッド」(岩出市)、ローストビーフサンドの「まぶきっちん」など。襷食堂の日替わり弁当も販売する。

 奥畑さんは「同じ駐車場でもキッチンカーが出店できればにぎわいが生まれる。にぎわいが各地に広がるきっかけになればうれしい。屋根があり、電気・水など設備がそろっているので出店者から好評」と話す。「キッチンカーは増加しているが、このご時世でイベントがなくなり、厳しい。各地の会社や役所が駐車場をキッチンカーに開放すると、売り手にも買い手にも喜んでもらえるだろう」とも。

 出店料は1日3,300円。キッチンカーがなくても出店可能。

 ※九ふん茶棲のふんに使う漢字は人べんに分。

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