和歌山城・西の丸広場(和歌山市一番丁)で現在、開花の見ごろを迎えた紅梅とスイセンが来園者の目を楽しませている。
和歌山城公園の敷地面積は20万4500平方メートル。照葉樹の森や約600本のソメイヨシノ、ツツジ、アジサイ、モミジなど多くの植物が植えられ、四季折々の変化が楽しめる。
ほかの梅に先駆けて咲く西の丸広場の紅梅は、例年通り1月下旬から開花。鮮やかに咲く梅の花を写真に収めようと足を止める来園者の姿が見られた。
園内に植えられた約1万株のスイセンは現在、日当たりの良い三年坂と一の橋付近で見頃を迎えている。
和歌山城整備企画課の柳雄介さんは「紅梅もスイセンも見頃を迎えており、2月中旬まで楽しめる」と話す。「自然観察はもちろん、冬は草木が静かなので、和歌山城の石垣をじっくり見るチャンス。わかやま歴史館の企画展『わかやま城ふしぎ発見』と合わせて、石垣巡りをして、伏虎像にも会いに来てもらえれば」とも。