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和歌山城の「虎」が首位独走 「ミュージアム干支コレクションアワード」で

和歌山城公園内の2代目伏虎像

和歌山城公園内の2代目伏虎像

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 和歌山城公園(和歌山市一番丁)内の「伏虎像(ふっこぞう)」が現在、「ミュージアム干支(えと)コレクションアワード2022 虎」にエントリーしている。主催はミュージアム情報サイト「インターネットミュージアム」。

戦時中に金属供出でなくなった初代虎の像(和歌山市提供)

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 同アワードは、全国の博物館が自薦した「虎」が入っているコレクションを紹介し、ホームページから投票できる。投票は1人1日1票。投票時に応援メッセージを送ることができる。今年は全国から93点がエントリーした。

 江戸時代の和歌山城の別名「虎伏(とらふす)山竹垣城」にちなんで建てられた同像。現在の像は1959(昭和34)年に花園村(現かつらぎ町)出身の工芸作家・角田蘇風が制作したコンクリート製の2代目。初代は和歌山出身の作家・有吉佐和子さんの著書「紀ノ川」にも登場する立像だったが、銅像だったため1942(昭和17)年に金属供出された。

 12日16時現在、2634票を獲得する同像が首位に。兵庫県立考古博物館加西分館「古代鏡展示館」の「画像鏡」が1225票で続く。同像には「かわいい虎さん、応援してます!」「子どもの頃から慣れ親しんだ像ですが、あらためて見ると、カッコいいです」「思い出の伏虎にがんばってほしー!」(以上原文ママ)などの応援コメントが寄せられている。

 和歌山城整備企画課の柳雄介さんは「12年に一度のとら年に満を持してのエントリーとなった。たくさんの人からかわいがってもらっていることがうかがえる応援メッセージを頂けてうれしい」と話す。「伏虎像だけでなく、和歌山城の別名『虎伏山竹垣城』もたくさんの人に知ってもらい、足を運んでいただければ」とも。

 投票は1月27日15時まで。

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