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和歌山・地蔵の辻の寒桜が見頃 一足早い「春の知らせ」に通行人の顔ほころぶ

地蔵の辻で1本だけ早く咲くカンヒザクラ(2022年2月9日撮影)

地蔵の辻で1本だけ早く咲くカンヒザクラ(2022年2月9日撮影)

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 国道24号線沿いの元バス停「地蔵の辻」付近で現在、早咲きの桜が見頃を迎えている。

カンヒザクラの花(2022年2月9日撮影)

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 和歌山県工場環境緑化協会が1976(昭和51)年、化学系の工場が多かった同地域に環境や景観対策の一環として植樹。大半はソメイヨシノで例年4月上旬に満開になるが、1本だけカンヒザクラとみられる樹木があり、毎年1月下旬から2月上旬にかけて開花し、通行人の目を楽しませている。

 今年は1月27日に1分咲き。2月5日には3部咲き、9日には半分以上のつぼみが開き、足を止め眺める人や撮影に訪れる人の姿が見られた。

 同協会事務局担当者は「地域の皆さんが楽しみにしてくれ、ありがたい」と話す。

 近隣の70代男性は「毎年、咲くのを楽しみに待っている。今年は寒いからかいつもより遅めの開花のよう。早く満開の姿を見たい」と笑みをこぼす。

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