「まん延防止等重点措置」期間限定のテークアウトメニュー「ほろ酔いセット」の販売が2月5日、「総本家めはりや和歌山店」（和歌山市太田、TEL 073-488-4655）で始まった。

総本家めはりや和歌山店の村尾雄大店長

　同店を経営する「めはりや」（新宮市）は1962（昭和37）年に創業。高菜の漬物でご飯を包んだ「めはりずし」や郷土料理を提供する「総本家めはりや新宮本店」に続き、2014年に和歌山店を開業した。

　これまでも店内メニューのテークアウト提供を行ってきたが、和歌山県が2月3日、「まん延防止等重点措置」を実施すべき区域に追加されたことに伴い、同期間限定の「ほろ酔いセット」（1,000円）を考案した。

　同セットでは、弁当容器に勝浦直送のマグロを使った「生マグロ造り」、熊野牛串カツ、ウツボ揚げ煮、「クリームチーズ金山寺味噌漬け」、めはりずしに使う漬物を使った「高菜と明太子のポテトサラダ」など10品を盛り込む。

　店長の村尾雄大さんは「人気メニューを詰め込んだため『採算度外視』だが、時短営業でも同じ材料を仕入れるために必要だった。SNSと店頭看板で告知すると想定以上の反響があり、購入者がSNSでポジティブな発信してくれるなど、従業員のモチベーションアップにつながっている」と話す。「スタッフ全員でメニューを選定したセットで家庭での食事の満足度を上げてもらえたら」とも。

　営業時間は、ランチ＝11時～14時30分（土曜・日曜・祝日は15時まで）、ディナー＝17時～22時。まん延防止等重点措置期間中は20時まで。月曜定休。