京橋親水公園(和歌山市福町)が3月27日、市堀川沿いの和歌山市営京橋駐車場跡にオープンした。
和歌山市は2015(平成27)年、国体関連イベントとして地元特産品を扱う飲食店が並ぶ「まちなか河岸にぎわい横丁」を同駐車場で開催。その後も水辺を市民の憩いの場として活用する社会実験を行ってきた。2021年8月に駐車場を廃止し、まちなかの回遊拠点となる公園として整備。広さは川沿いに137メートル、1234平方メートル。遊具や親水施設、トイレなどを新設した。東側にはキッチンカー出店やイベント開催に使用する多目的広場を設けた。
開園式で、尾花正啓和歌山市長は「子どもたちが遊べるプールや遊具、さまざまなイベントが行えるスペースを整えたので、みなさんの力で和歌山を盛り上げていただければ」とあいさつした。
式典後は、まちづくり共創実践プログラム「チャッカソン」の参加者たちが餅まきや自転車SUP体験、謎解きイベントを行った。多目的広場には、まぐろ丼や唐揚げなどのキッチンカーが出店した。
同市都市計画部長の小澤悠さんは「3月15日から多目的広場の利用募集を始めたところ、早速問い合わせをいただいている。オープニングイベントで、今後の活用をイメージしてもらい積極的に利用してもらえれば。和歌山城ホールや城前広場など新しくまちなかにスポットができている。本公園も市民のみなさんに愛される場所になれば」と話す。
多目的広場開放時間は8時~20時。