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和歌山にローカル食品店「フードセンターイワセ」 自家焙煎コーヒー提供

築野食品の「圧搾一番搾り国産こめ油」を手にした石井佳奈さん

築野食品の「圧搾一番搾り国産こめ油」を手にした石井佳奈さん

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 食品店「フードセンターイワセ」(和歌山市岩橋)が4月15日、JR田井ノ瀬駅近くにオープンした。

県道144号線沿いにある「フードセンターイワセ」の外観

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 同店は管理栄養士・石井佳奈さんとコーヒー焙煎(ばいせん)士・聡さん夫婦が経営。佳奈さんは2020年から隣接するテナントでケータリングと弁当の店「ozz kitchen(オズズキッチン)」を経営。聡さんは県内のイベントを中心にコーヒー店「茶豆」を出店しながら、佳奈さんとコラボ出店するなど活動してきた。

 店舗はスーパーマーケット跡地を改修し、「ローカル食品店」をテーマにする。野菜が育つ土壌を大切にしたいと、環境や社会に配慮するエシカル消費を推進し、環境配慮型の商品を扱うほか、レジ袋を配布せず、エコバッグの利用を促す。コーヒー焙煎機を設置し、カウンターを設け、ドリンク提供も行う。改修工事開始時にクラウドファンディングを行い、目標額200万円を上回る約221万円を集めた。

 販売商品は、近隣農家が栽培した野菜や果物、県内産の卵、肉、調味料など。このほか、佳奈さんが作る無添加の総菜を真空パックした「たすかる。お惣菜」や弁当、焼菓子、聡さんが焙煎したコーヒー豆などを販売する。

 ドリンクメニューは、スペシャルティコーヒー「本日のオススメホットコーヒー」(540円)、アイスコーヒー、みかんジュース(以上500円)、いちごスカッシュ(600円)など。

 佳奈さんは「『弁当に使っている野菜を買いたい』という声があり、構想を始めた。情報発信にも力を入れ、もっとたくさんの人に生産者がこだわって育てたり、作ったりしたものを使ってもらいたい」と意気込む。

 営業時間は11時~19時。水曜定休。

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