昨年10月に崩落した六十谷水管橋の送水が5月19日、送水管1本の復旧を受け再開された。
1975(昭和50)年に架けられた同橋は、昨年10月3日、崩落した中央部分が川に水没。同日から大規模断水が発生し、約1週間にわたり和歌山市の紀の川以北地域約6万戸の13万人以上に影響が及んだ。市は、同橋の約40メートル上流に架かる六十谷橋を通行止めにしてバイパス管を仮設し応急復旧。同月9日に送水を再開している。
破損した送水管2本のうち1本の復旧を受け当日は、10時に一部の送水をバイパス管から切り替えた。水道企画課担当者は「作業は予定通り完了した。2本目の送水切り替えは6月中旬を予定している」と話す。
仮設バイパス管による送水が続くため、六十谷橋の通行止めは継続する。