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和歌山で茂山狂言会が「附子」「柿山伏」上演 日本の伝統文化、ぜひ触れて

狂言の演目「附子」のワンシーン

狂言の演目「附子」のワンシーン

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 茂山狂言会が「附子(ぶす)」「柿山伏(かきやまぶし)」を上演する「THE狂言」が6月10日、和歌山県民文化会館(和歌山市小松原通り1 TEL073-436-1331)で開催される。主催は和歌山県文化振興財団。

会場の和歌山県民文化会館

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 同公演は小学生~大学生に日本の伝統文化に触れる機会を設ける学校鑑賞事業の一環。年に1回開催し、歌舞伎や和太鼓演奏などを披露してきた。今年は8校の約300人が鑑賞予定。客席後方に一般向け自由席を設ける。

 当日は、上演の前に演目の解説とステージ上で児童・生徒が狂言の笑い方・泣き方に挑戦するワークショップを行う。

 「附子」は、主人から毒薬と伝えられた附子が実は砂糖だと知り、全て食べてしまった2人の使用人が言い訳する物語。「柿山伏」は、柿を盗み食いした山伏が木の持ち主に見つかってからかわれ、猿や鳥のまねをさせられる話。

 同財団の木下尚美さんは「1演目当たり15分~20分と短いので、飽きずに鑑賞できる。せりふがわからなくても身振り手振りや泣き笑いなど、表現方法そのものが面白い。学生たちがステージで笑い方や泣き方などを実演するので、狂言をより身近に感じてもらえる」と話す。

 13時30分開演。料金は、小・中学生=500円、高校生・大学生=800円、一般=1500円。チケットは、和歌山県民文化会館、海南市物産観光センター、ローソンチケットなどで購入できる。

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