国道480号線沿い、有田川の中流に位置する和歌山県最大規模の観光ブドウ園「紀州有田巨峰村」(有田郡有田川町川口、TEL 0737-32-4484)で8月24日、開村イベントが行われる。主催・運営は有田落葉果樹生産組合。
有田巨峰村は、賛同した農家23戸が参加。巨峰をメーンに、ピオーネや梨なども収穫でき、例年約2万人が訪れる。耕作面積は約34ヘクタール。
イベントの受付は国道沿いで同組合が行う。観光客は指定された園へ出向いて収穫を楽しむ。入場料はどの園も共通(中学生以上=800円、小学生以上=600円)で、350グラムのブドウが付いてくる。
今年は8月10日に開園。24日以降はハウス栽培に加え、露地栽培のブドウの収穫も楽しめるようになることから、開村イベントとしてオープニングセレモニーを実施することにしたという。
同イベントでは、太鼓演奏や景品付きのもちまきほか、今年初めてワインの試飲販売が行われる。有田川町役場商工観光課の原秀文さんは「4月に開催された『第1回全国ブドウサミット』に参加した縁(えん)で山梨県との交流が始まり、ワインを提供していただくことになった」と話す。
今年は2度の台風による影響が心配されたが、果実の被害は少量の落下が見られた程度で抑えられたという。同組合の山本隆幹さんは「例年どおりの甘いブドウができているので、安心して来てほしい」と呼び掛ける。
開催時間は11時~12時(開園時間=8時~18時)。9月下旬まで。