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和歌山・六十谷橋が8カ月ぶり通行再開 地域住民、喜びの声

全面通行止めが解除された六十谷橋(6月15日5時)

全面通行止めが解除された六十谷橋(6月15日5時)

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 和歌山市六十谷(むそた)にある六十谷橋で6月15日、水管橋復旧工事に伴う全面通行止めが解除され、8カ月ぶりに一般通行を再開した。

仮設送水管が敷設され、通行止めになった六十谷橋(2021年10月)

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 昨年10月3日に起こった六十谷水管橋崩落に伴い、仮設送水管を敷設したため全面通行止めとなっていた同橋。5月19日に水管橋の送水管1本が復旧し、送水を開始。仮設送水管を撤去し、センターラインの引き直しなどの復旧工事が完了した。

 当日5時過ぎに六十谷橋南側の信号が点滅から点灯に変わると、橋の入口に設置していたコーンなどが撤去され、通行止めが解除された。通勤の車や近隣住民が橋を渡る姿が見られた。

 六十谷橋前で開通を待っていた女性は「通行止めが解除されると知り、様子を見に来た。通行止めになる前は毎日散歩で通っていたので、渡れるようになってうれしい」と話す。「一人暮らしなので断水は大変だった。もう2度と起こってほしくない。橋が通れるようになってようやく一段落した」とも。

 和歌山市水道企画課の湯川康伸さんは「利用者にはご不便をおかけしていた。現在も全力で工事に取り組んでいる。県担当者が安全を確認し、通行を再開した。2本目の送水管は7月初旬に通水し、その後は足場撤去や塗装などの工事が続く」と話す。

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