マレーバクの赤ちゃんの公開が10月1日から、アドベンチャーワールド(白浜町堅田)で始まる。
しま模様が特徴のマレーバクの赤ちゃん(2022年9月11日撮影)
赤ちゃんは9月10日生まれの雌。2007(平成19)年生まれの15歳の雄と2005(平成17)年生まれの17歳の雌との間に生まれた。9月21日の初回身体測定では、全長84センチ、体重15.6キロ。9月25日の測定では体重17.6キロまで成長した。徐々に母親の食事にも興味を示し、干し草を口に含むなどの行動が見られるという。
マレーバクは、現在世界で確認されている4種のバクのうち唯一アジアに生息。幼体はイノシシの幼体に似たしま模様があるが、成体になると白と黒にはっきりと分かれる。国際自然保護連合が作成するレッドリストの絶滅危惧種。同園では2009(平成21)年からマレーバクを飼育しており、今回誕生した赤ちゃんを含め3頭を飼育している。
同園広報担当者は「赤ちゃんは母乳を飲んでスクスクと順調に育っている。ぜひ見に来てほしい」と話す。
公開時間は14時45分~15時15分。