映画の自主上映イベント「はしのまち映画会」が10月21日、「根っこ農園」(橋本市山田)で開催される。
同映画会は、2020年に同市に移住した槇野吉晃さん・純世さん夫妻が企画。移住直後に緊急事態宣言が発令され、地元の人と触れ合う機会がなかったことから、誰もが同じ時間を共有でき、交流する機会を作りたいと企画した。今後は1~2カ月に1回、市内のさまざまな会場で上映会を開催するという。
上映作品は「いただきます みそをつくるこどもたち」(オオタヴィン監督、2016年)。食育という言葉がないころから、アレルギー疾患の子どもたちを受け入れ、試行錯誤を続けた福岡県・高取保育園の奮闘を描いたドキュメンタリー。ナレーションは石田ゆり子さん。吉晃さんは「自分自身の人生にたくさんの影響を与えてくれたのがドキュメンタリー映画だったので、上映会のラインアップはドキュメンタリーを中心にしていきたい」と話す。
「何か打ち込むものを持っている人や楽しみを持っている人は、何歳になっても元気がある。この映画会が、そのような元気の源の一つになればうれしい。上映後には歓談の時間を設ける。映画のみをゆっくりと見たい人も、上映後語り合いたい人も参加してほしい。映画を通じて、興味・関心の近い人たちがつながれば」と吉晃さん。
上映時間は11時と13時30分の2回。チケットは当日1,500円(オンライン前売り1,200円)。定員は15人。次回は11月23日に「スペースkigi」(妻)で「人生フルーツ」(伏原健之監督、2016年)を上映する。