![「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」認定証](https://images.keizai.biz/wakayama_keizai/headline/1675164243_photo.jpg)
アニメ「サマータイムレンダ」の舞台となった和歌山市が1月1日から2023 年版「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」に認定された。
同認定は、世界で人気の日本アニメ作品周知をより高め、地方創生やインバウンド需要の創出に結びつけるため、一般社団法人アニメツーリズム協会(東京都千代田区)が2018(平成30)年から毎年発表している。2022年6月1日から9月30日まで、ウェブ投票サイトと各地に設置した投票箱で国内外のアニメファンを対象とした投票を行い、その結果と権利者、自治体などと協議を行い選定する。和歌山市が聖地に選ばれたのは今回が初めて。
「サマータイムレンダ」は、和歌山市出身の漫画家・田中靖規さんの同名漫画を原作としたアニメーション。2022年4月から、関西テレビ、TOKYO MX、BS11などで放送され、各種ストリーミング配信サービスでも配信している。
和歌山市では現在、聖地の認知度向上のため、同作品のオリジナルグッズを進呈するキャンペーンを展開している。昨年12月から和歌山市内の飲食店17店の利用客にオリジナルコースターを進呈している。1月20日からは対象店11店で、オリジナルステッカー付きの「慎平のカレー」を提供する。
和歌山市観光課の松林出さんは「SNSではこちらが追いつけないくらいファンが発信し、和歌山のファンと東京のファンが交流している様子が見られてうれしい。『アニメを見たから和歌山に行く』というファンのために、楽しんでもらえる仕掛け作りをしていきたい」と話す。「友ヶ島や加太、東京など物語に出てきた場所をファンが探し、アニメとリアルを結びつけてくれている。サマータイムレンダを通して和歌山をもっと好きになってもらえたら」とも。