モモ園が集まる「桃源郷」(紀の川市桃山町)でモモの花が現在、満開となり見頃を迎えている。
紀の川市は県内一の栽培面積を誇るモモの産地。「ひと目十万本」と呼ばれる「桃源郷」で栽培する「日川白鳳」や「清水白桃」「川中島白桃」などを「あら川の桃」ブランドで出荷する。収穫時期の6月~8月は、モモを求め、たくさんの人が訪れる。
あら川の桃振興協議会(同)によると、モモの花は3月22日ごろ開花し、昨年より1週間ほど早く27日ごろ満開になった。例年4月初旬には、花を目当てに県内外から行楽客が訪れるという。
桃源郷近くの旧桃山グラウンドでは4月1日、4年ぶりに「桃山まつり」を開催する。お笑いやダンス、落語などのステージイベントのほか、特産品を使ったスイーツ販売や植木市なども行う。
同市観光振興課の桃山まつり担当者は「ちょうど今週が見頃。久しぶりの桃山まつりと合わせて楽しんでもらえたら」と話す。