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和歌山・紀の川市に青果&タルト店「バードコールフィールド」

かんきつを並べた店頭に立つ店主の松原好佑さん

かんきつを並べた店頭に立つ店主の松原好佑さん

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 青果とタルトの店「BIRDCALL FIELD(バードコール フィールド)」が紀の川市古和田にオープンして3カ月がたった。

自家製のフルーツタルト

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 農家から仕入れた野菜や果物、自家製フルーツタルトと飲み物などを販売する同店。白い木製の柵で囲んだ149坪の敷地に白のトレーラーを設置し、野菜や果物を並べる。ショーケースで販売するタルトをイートインできるテラス席を設ける。席数はテーブル席12席、12人が座れるベンチを備える。

 店主の松原好佑さんは2015(平成27)年、「まつばら農園」(紀の川市東毛)に就農。自ら作った柿やかんきつなどを評価してもらおうと出店した大阪の販売イベントで、消費者から素直な意見が聞けたことがうれしく、農家と出会える飲食店を出店した。自らが栽培した青果に加え、現在は30~40の農家から仕入れた野菜や果物も販売する。

 イートインメニューは、果物を主役にしたタルト(450円~)、果物のシロップで作るフルーツティー(580円~)など。

 松原さんは「リピーターからは『こんな野菜や果物があるんだ』と声を掛けてもらったり、『タルトがおいしい』と喜んでもらったりしている。タルトは、果物と甘さを控えた生クリームやカスタード、中はしっとりした生地で、バランスよく仕上げた」と話す。「農業は農作業に加え、天候の影響も受けやすく苦労が多いが、喜んでくれる人がいることをほかの農家にも知ってもらいたい。かつらぎの『どんぐりふぁーむ』が焼き栗機を持参し、実演販売をしてくれた。こういった店頭販売の機会を増やし、農家と交流できる場にしたい」と意気込む。

 営業時間は10時~18時(ドリンク類・ソフトクリーム販売は17時30分まで)。月曜定休。

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