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和歌山・紀の川市に夜カフェ「ガエンライト」 近畿大学生が間借り営業

「ガエンライト」を運営する近畿大学の学生たち

「ガエンライト」を運営する近畿大学の学生たち

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 近畿大学の学生が土曜の夜のみ営業するカフェ「ガエンライト」(紀の川市西大井)がオープンして2カ月がたった。

「ガエンライト」で提供する「自慢の満月ローストビーフ丼」

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 生物理工学部食品安全工学科の学生5人が喫茶店「雅園(がえん)」(同)の店舗を借り、営業する同店。店名は「街に明かりをともし、地域を盛り上げたい」との思いを込めて名付けたという。店舗面積は約12坪。席数は、カウンター席6席、テーブル席12席。

 雅園は今年3月、51年間の営業の歴史に幕を下ろしたが、近隣のパン店「パン・ド・パニエ」店主の東直樹さんが店舗を譲り受け、同店のパンを使ったサンドイッチやコーヒーなどを出す喫茶店として再出発した。同パン店のアルバイト・雲雀ほのかさんから「夕食後にゆっくりお茶する場所が近くにない。人が集まれる場所を作りたい」と聞いたことをきっかけにオープンにつながったという。

 メニューは、地元精肉店「肉のみやもと」(東国分)から仕入れた国産牛を使う「自慢の満月ローストビーフ丼」(単品=1,480円、スープ付き=1,600円)、月替わりのパフェ(730円)、「KAMIN COFFEE ROASTERS(カミンコーヒーロースターズ)」(岩出市宮)の豆を使ったホットコーヒー、ホットココア、アップルティー(以上500円)。

 雲雀さんは「コロナ禍での入学で家に閉じこもっていた時期もあったが、そんな中でできた友人と妄想で盛り上がっていた話が、周りの人たちのおかげで現実となった。何度も試作を重ね、メニュー開発したり、材料を仕入れたり、自分たちで調理・提供できることが楽しい」と話す。「オープン当初は学生の来店が多かったが、地域の行事に参加してから地域の人も訪れてくれるようになった。学生には進学で来た土地のことをもっと知ってほしいので、今後は学生と地域の人が交流できる場にしていきたい」と意気込む。

 営業時間は土曜19時~23時。

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