食べる 暮らす・働く

南紀白浜に複合施設「B3」 野菜直売所やカフェ、イベントやワークスペースも

カフェ&野菜直売所「FOOD STAND MARCHE B3」で販売する野菜を手にするスタッフ

カフェ&野菜直売所「FOOD STAND MARCHE B3」で販売する野菜を手にするスタッフ

  • 27

  •  

 カフェや野菜直売所、ワークスペースなどの複合施設「B3(ビーサン)」(白浜町、TEL 0739-42-2245)が4月29日、白浜桟橋近くにオープンした。経営は、簡易宿所「ホステルのアサ」(同)を経営する「フリーゲート白浜」(大阪市)。

和歌山県産野菜を使った「半熟卵のキーマカレー」

[広告]

 宿舎に隣接する元従業員寮を改装した3階建ての同施設。宿より低い立地のため、3階を「B1F」、2階を「B2F」、1階を「B3F」と地階に見立てて呼ぶ。宿のロビーから入れるほか、通りに面するB3Fにも入口を設ける。

 同宿は、2011(平成23)年に「ホテルフリーゲート」として開業。2021年にリニューアルし、現在の業態になった。2022年からは、施設内でカフェ営業をしている。

 B3Fは、カフェ&野菜直売所「FOOD STAND MARCHE(フードスタンドマルシェ) B3」を営業。20種類以上の野菜を育てる同社の農園「スマイルファーム」の無農薬野菜のほか、地域で採れた野菜などを販売する。メニューは、県産野菜を使った「半熟卵のキーマカレー」(サラダ付、1,000円)、コーヒー(500円)など。テイクアウトに対応する。席数は8席。

 B2Fは「ツナガルワカヤマ×イノベーション」をコンセプトにしたイベントスペース。B1Fはワーキングスペースと会議室を設ける。

 同社社員ですさみ町出身の沖見健太郎さんは「自然との触れ合いなど、南紀のいいところを県外の人にも伝えていきたい。仕事で来た人、観光客、地域の人などさまざまな人が出会うことで新たな発見があり、和歌山の思い出が生まれる場になれば」と話す。

 支配人の藤井一泰さんは「当施設で、田辺市や白浜町で創作活動や催しを企画する人など、さまざまな取り組みを発信する人と出会った。東京など都市部からのワーケーション利用者も多い。中には『白浜町を盛り上げたい』と情熱を持つ人もいる。地元で活動する人と旅人との交流拠点にしていきたい」と話す。「訪れた人が元気になったり、やりたいことを1歩踏み出したり、明日からの日常に良い変化が起きるきっかけになれば」とも。

 営業時間は10時~18時(~21時、B1Fのみ)。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース