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和歌山・紀美野のビーガン料理店「リーブズオブグラスキミノ」が1周年

「リーブズオブグラスキミノ」のエグゼクティブシェフ大平さん(中央)とスタッフ

「リーブズオブグラスキミノ」のエグゼクティブシェフ大平さん(中央)とスタッフ

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 紀美野町のビーガン料理専門レストラン「Leaves of grass KIMINO(リーブズオブグラスキミノ)」(紀美野町三尾川)が開店から1周年を迎えた。経営はビーガン食材の卸売や小売店を経営する「サットヴァ」(紀の川市貴志川町)。

紀美野町のビーガン料理店「リーブズオブグラスキミノ」のランチ前菜

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 エグゼクティブシェフの大平哲雄さんは1973(昭和48)年、東京都生まれ。高校卒業後、海外で料理を修業し、2009(平成21)年、東京でビーガン料理店を出店した。企業からの依頼でビーガン商品の開発や他店のメニュー開発なども手がけてきた。コロナ禍をきっかけに働き方や暮らし方を見直し、2021年に家族で和歌山県へ移住し、2022年に同店を開業した。著書に「絶対美味のベジ料理」などがある。

 ランチは、パスタコース(3,260円)、メインディッシュコース(3,980円)、ランチコース(4,980円)の3種類。ランチコースだけで約30種類の野菜を使い、「完全菜食料理」を提供する。ディナーコースは8,000円~。

 大平さんは「世界20カ国以上の調理場に立ってきたが、1日に1回はビーガンのリクエストがあった。さまざまな調味料と肉や魚の調理技法を使い、野菜のうま味を凝縮した料理を提供している。立地的に天候の影響を大きく受けるが、この1年で約7000人が来店してくれた。ほとんどの人はビーガン料理とは知らずに来るが、料理と空間の豊かさを楽しんでくれている。『健康のために無理して食べる質素な野菜料理』のイメージを払拭できたのでは」と話す。「今後は、敷地内に宿泊施設も新設し、高野山や和歌山市と周遊できるインバウンド需要にも応えたい。海外からの来店を想定し、和を意識したビーガン料理も手がけられたら」と意気込む。

 営業時間は、ランチ11時~15時、ディナー18時~21時30分。席数は46席。完全予約制。月曜・火曜定休。

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